日本代表MF久保建英(22=レアル・ソシエダード)が、アジアカップ(カタール、12日開幕)への招集問題に〝アンサー〟した。左太ももの負傷などで別メニュー調整が続いていた久保は、11日に全体練習へ合流。キレのある動きを見せて「順調に仕上がっている。問題ない」と復活をアピールした。

 久保を巡っては、今大会への参加の是非が大きな議論を呼んだ。Rソシエダードは欧州チャンピオンズリーグ(CL)の決勝トーナメント1回戦でフランス1部パリ・サンジェルマンと2月14日に敵地で第1戦が予定されており、日本代表が同10日のアジアカップ決勝まで進めば、CLの大舞台への出場が厳しくなるからだ。

 さらに久保は、代表合流前に左太もも打撲や肋骨骨折の疑いなど負傷続きだったこともあり、スペインでは招集辞退論も沸騰。クラブのアルグアシル監督も「できるだけ早く敗退することを願っている」と語るなど波紋が広がっていた。

 だが、久保はこの日「当然そういった議論が出ると思う。でも僕にとって幸いだったのは、CLと(日程が)かぶってなかったこと。もう(飛行機の)便も調べている。次の日の朝の便で帰れば2、3日練習できる。中3日あれば、いつものリーグ戦と変わらない。そこは大丈夫」と〝強行出場〟を宣言した。

 強い覚悟の理由は「プロに入ってからタイトルがないので。育成年代なんか優勝が当たり前になっていたけど、世界、大陸レベルの優勝というのは、自分の今後のキャリアに大事になってくる」。タイトルへの渇望がフル回転を決意させたようだ。至宝がアジアと欧州を股にかけて熱いプレーを見せる。