巨人の原辰徳前監督(65)が9日、客員教授を務める千葉・勝浦の国際武道大で通算19回目となる特別講義を行った。

 139名の学生の前で約1時間、「スポーツ戦略論」の講義を行った原氏は、「1日24時間、平等に与えられた時間を血となり肉となり栄養としていくか、非常に重要だと思いますね」と学生に時間の使い方の大切さを訴えた。

 監督時代を振り返るなかで世界一となった2009年WBCで先発だったダルビッシュ有(パドレス)を大会中に抑えにコンバートした裏話も披露。「(ダルビッシュは)『(抑えの)経験ないのでどうなるか分からない』と言ったけど『大丈夫。一緒に戦おう』と(説得した)」と当時のやりとりを明かした。

 学生から投手の代え時や打順の組み方などの質問にも丁寧に答えた。学生から今後の目標を聞かれた原氏は「好きなゴルフが久しぶりにできる。ユニホームを脱いで初めて(ゴルフの)レッスンを受けた。(技術を)5にしたいなら足し算をしないと(いけない)」と笑顔を見せた。

 講義を終えた原氏はV奪回を目指す阿部巨人を、「かなりの新しいメンバーも入ってきてますし。投手力を中心にチームを作ろうとしているんだろうなと思いますね」と分析。阿部監督には「監督というのはいかにコーチ、選手の束ねた力を出させられるか。これが監督の役割だと思うので。そこはやってくれると思いますね」と信頼を寄せていた。