男子テニス界の問題児ニック・キリオス(27=オーストラリア)が名誉毀損で訴えられたと、英メディア「BBC」が伝えている。
キリオスは7月のウィンブルドン選手権決勝で王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦中に酒に酔った女性ファンがサーブ体勢に入っても奇声を発するなど、プレー面で大きな影響を受けた。そこで「彼女は私の気を散らしている。最前列で試合中に私に話しかけてくる。700杯くらい飲んでいそうだ」と審判に指摘し、退場させるように要求した。
そうしたキリオスの言動に不満を募らせた女性ファンは法的措置を取ることを決断。担当弁護士を通じて「無謀でまったく根拠のない主張」と非難し「当日はかなりの損害を受けた。私はアリーナから一時的に退場させられただけではなく、キリオス氏の虚偽の主張が世界中の何百万人もの人々に放送され、私と私の家族に大きな損害と苦痛をもたらしました」との声明を発表した。
キリオスはテニス界の問題児として知られ、同大会の1回戦では観客にツバを飛ばし、3回戦では審判に暴言を吐いていずれも罰金処分が下されている。これまでも観客への暴言などで罰金と出場停止を何度も受けており、2019年のイタリア国際ではイライラを募らせると、ラケットを投げつけてペットボトル蹴り飛ばした上でイスをコートに投げ入れて失格処分を受けている。
女性ファンは「キリオス氏が私と私の家族に与えた損害を反省し、この問題に迅速な解決策を提示してくれることを願っています。もし彼がこれを望まないのであれば、私は高等法院で立証を得ることを約束します」と徹底抗戦を誓っていた。












