
テニス男子世界ランク2位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、ウクライナの元テニス選手で、ロシア軍の侵攻を受ける母国軍の予備役に加わったセルジー・スタホフスキー氏へ、財政支援等を約束。〝ビッグ3〟で唯一の行動だと同氏に称賛されている。
スタホフスキー氏は、自身のSNSにジョコビッチとの会話のスクリーンショットを投稿。元世界ランク1位は「スタンコ(スタホフスキー氏)、元気にしてるのか? 戦場にいるのか? あなたのことを考えているよ。すべてがすぐに落ち着くことを願っている。助けを送るのに最適なアドレスは何か教えてください。財政的な援助、他の助けもね」と温かい言葉で支援を申し出ている。
スタホフスキー氏は、先にイタリア「ラ・スタンパ」に対し、ジョコビッチと同じく、ロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)にも連絡したが〝沈黙〟だったことを明かしていた。
「ジョコビッチは応援メッセージを送ってくれたし、少しチャットもしたんだ。フェデラーとナダルにも連絡したのですが、彼らが沈黙を好むのは残念です。私は彼らを理解している。これは彼らの戦争ではないのです。私たちは偉大な人物たちからサポートを受け、それが続くことを願っています」と、スタホフスキー氏は語っている。
新型コロナウイルスのワクチンを接種せず、オーストラリア入国を拒否された際には、世界中から批判されたジョコビッチだが、友情に厚い男であることはたしかなようだ。
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