ジョコビッチが豪の悪名高き「難民収容ホテル」滞在の衝撃 カビ、ウジ食事が問題に

2022年01月07日 17時28分

ジョコビッチが滞在するホテル前では緊張が走る(ロイター)
ジョコビッチが滞在するホテル前では緊張が走る(ロイター)

 オーストラリアに入国を拒否されたテニスの世界ランク1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の滞在ホテルがいわくつきと明らかになり、波紋が広がっている。

 全豪オープンに出場するためオーストラリアに到着しながら、入国の際に新型コロナウイルスワクチン接種免除を証明することができず、入国を拒否されたジョコビッチ。現在、メルボルン市内のホテルに移動しているが、この施設が衝撃だった。

 豪「ザ・エイジ」は「世界1位のテニススターは、カールトンのパークホテルに収容された。何年もそこに収容されている多くの亡命希望者とともにいる」と報道。この仕打ちに、セルビアのスタロヴィッチ外務大臣が駐セルビア・オーストラリア大使を外務省に呼び、抗議。「我々は、大使が自ら、犯罪者や不法移民ではなく、世界最高のスポーツマンにふさわしい宿泊施設に移動させるための行動を起こすことを期待している」と述べたことを伝えている。

 英「BBC」によると、このホテルは難民や亡命者が以前から劣悪な環境を訴えてきた場所。滞在中のある男性は同メディアに狭い部屋に何年も置かれ「精神的に壊れている。外から新鮮な光や空気が入ってこない」と告白。昨年末に撮影した食事の写真には、スープにウジがわき「食べ物が全然ダメ。何を与えられても、それを食べなければ生きていけない」と訴えている。

 また、同様にSNS上でウジ入りの食事や青カビの生えたパンを出されたとの投稿が相次ぎ、オーストラリア「SBS」が昨年末に報道したばかりだった。火事も発生しており、とても大金持ちのテニス選手には馴染みのない場所なのは間違いない。

 外交問題の様相も呈して来たジョコビッチ問題。もはやテニスの枠を超えている。

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