女子テニスの全豪オープンで2年ぶり2度目の優勝を果たした世界ランク3位の大坂なおみ(23=日清食品)が、名実ともに世界のスーパースターの仲間入りを果たしそうだ。

 20日に行われた決勝で同24位のジェニファー・ブレイディ(米国)に6―4、6―3でストレート勝ちした大坂は、4大大会通算4度目の優勝となった。今後はテニス界の絶対女王としてさらなる活躍が期待されるが、コート外でも注目度はうなぎ上りだ。

 イベント収入のデータ情報などを扱う米国サイト「ボーナスファインダー」は、引退した選手も含めた全世界のアスリートのSNSにおける収入ランキングを発表しており、大坂は大会前の時点で日本人選手トップとなる75位にランクイン。人気や広告、宣伝価値などを勘案した〝1投稿あたりの価値〟は8734ドル96セント(約92万3000円)を稼ぎ出すと算定されていた。

 テニス界では準決勝で破ったセリーナ・ウィリアムズ(米国)が1位で6万2115ドル25セント(約654万円)とレジェンドの貫禄を見せているが、今回の大会で大坂の優勝が決まった直後には米国でツイッターの上昇ランキングで2位になるなど世界各国で関心が高まり、改めて注目の大きさが浮き彫りになった。今後はSNS価値のランキングでも爆上げが確実で、日本はもちろん世界中の企業から大坂のもとにオファーが殺到しそうだ。

 テニス界での活躍とともに〝世界最強インフルエンサー〟への道も期待が高まりそうだ。