テニスの男女共催大「、ウェスタン&サザン・オープン」(米ニューヨーク)が27日(日本時間28)に実施予定だった全試合を延期し、28日から再開すると発表した。

 男子プロテニス協会(ATP)と女子プロテニス協会(WTA)、全米テニス協会(USTA)は26日(同27日)に「テニスはスポーツとして米国で再び起きた人種差別と社会的不公平に対し、結束して反対するスタンスを取っている。USTA、ATP、WTAは27日の試合を一時中止することを決めた」との声明を発表した。

 26日(同27日)には女子テニスの世界ランキング10位、大坂なおみ(22=日清食品)が準々決勝で世界20位のアネット・コンタベイト(24=エストニア)を4―6、6―2、7―5と逆転で勝利。

 その後、大坂のマネジメント会社がウィスコンシン州で起きた黒人襲撃事件に抗議し、準決勝(27日=同28日)を棄権すると発表していたが、各団体も異例の大会中断で抗議の意を表した格好だ。

 27日(同28日)は男女シングルスと男女ダブルスの準決勝が予定されていた。