池江璃花子 目標は秋のインカレ「日に日に力が付いてきているなと感じる」

2020年07月02日 16時19分

練習を公開した池江璃花子(代表撮影)

 白血病からの復帰を目指す競泳女子の池江璃花子が2日、都内で練習を公開し、自身の現状と今後の目標を語った。

 病気を公表してから初の公開練習となった池江はこの日、短水路(25メートルプール)の反復練習で3000メートル以上を泳ぎ、入水前に行った陸上トレーニングと合わせて2時間以上汗を流した。練習中は笑顔を見せるなど充実の表情で「(以前と比べると)みんなと同じように練習ができるようになっていて、日に日に力が付いてきているなと感じる」と振り返った。

 昨年2月に白血病が発覚。「(白血病が)どんな病気か分からず、抗がん剤治療で髪の毛が抜けることにショックを受けた」と話す一方「病気になって(東京)五輪に出なくていいとホッとした」とも感じたという。

 それでも「水泳があって自分ができている。なかったら何をしていたんだろうという気持ちになる競技」ときっぱり。続けて「いざ戻ってみると楽しいほうが勝って、プレッシャーを感じずに心から楽しんで水泳ができていると思う。そのまま継続して上がっていければ」と前を向くようになった。

 今年3月に406日ぶりにプールに入った。入院中には「まだプールに入らなくてもいいかなという気持ち」を抱きつつも「いざ入れるとなると待ち望んでいたことができてうれしかった」。また、先月には西崎勇氏(40)をヘッドコーチとした新たな指導体制を発表。現在はグループ制でトレーニングを行っており「一緒に泳いでいて、差がなくなったりしているのを感じる。でも、これではまだ満足していないし、みんなよりも一歩前に出られるように強くなっていけたら」と意欲満々だ。

 池江は「無理をしすぎるタイプ」と自己分析し、周囲とコミュニケーションを取りながら一歩ずつ前進している。今後については「まずはインカレ(日本学生選手権=10月、東京・辰巳国際水泳場)。あるか分からないけど、あることを信じて練習に励んでいる」。そして、その先には「(2024年)パリ(五輪)に出たいという気持ちがある」と目標を設定。試練を乗り越えて次のステージに進むことはできるか。