【相撲】7人が新型コロナに感染 夏場所は開催できるか

2020年04月27日 16時40分

高田川親方

 大相撲夏場所(5月24日初日、東京・両国国技館)の新番付が別表の通り発表された。日本相撲協会は新型コロナウイルスの影響で当初の日程を2週間延期したが、開催そのものが危ぶまれる緊急事態となっている。

 角界内では高田川親方(53=元関脇安芸乃島)と十両白鷹山(25=高田川)のほか、幕下以下の力士4人が新たに感染。最初に感染した力士1人を含めて協会員の感染者数は合計7人となった。相撲協会は幕下以下の力士の名前、年齢、所属部屋などの情報は公表していない。ただ、7人の感染者のうち少なくとも半数以上が高田川所属と見られ、相撲部屋の共同生活で危惧されていた集団感染が発生してしまった格好だ。現時点で協会は夏場所開催の可否について判断を保留しているが、もはや通常開催は絶望的な情勢。角界内からは中止を求める声も上がっている。

 広報部長の芝田山親方(57=元横綱大乃国)は「あきらめずに5月場所開催は視野に入れていきたい」と話す一方で「世の中の感染の状況だとか世の流れとかいろいろなものを踏まえて、専門家と話をしながら決めていきたい」と慎重に判断する姿勢を示した。3月の春場所は初の無観客開催で15日間を乗り切ったものの、今回は政府による緊急事態宣言が発令されるなど周囲の状況は厳しさを増している。

 仮に本場所が中止となれば、八百長問題が発覚した2011年3月の春場所以来。外的要因による中止は戦災の影響で旧国技館が使用できなかった1946年の夏場所以来74年ぶりの異常事態となる。

 相撲協会は、どのような最終判断を下すのか。その動向に注目が集まる。