新型コロナの影響で1日遅れて8日開幕したラグビーの新リーグ「リーグワン」。リーグの理念を反映してチーム名に地域名が入れられたが、略称紹介について、それだけではチームが分からないと困惑の声もSNSで発せられている。
8日の3試合、リーグ公式サイトのトップページにある試合予定、結果欄では、「神戸S―SA浦安」「GR東葛―横浜E」「東京SG―BL東京」とチーム略称が記されていた。新聞報道では勝敗記録は東京対決を除いて地域名のみ。文中で旧名併記で補うパターンが多かった。
ラグビーで「神戸」ならコアなファンでなくとも「神戸製鋼」が前身だと想像がつきそうだが、複数の首都チームを愛称の頭文字で判別したり、地域名だけで母体チームが思い浮かぶのは「にわか」ファンでは難しいかもしれない。
ツイッターでは「どことどこが戦ったのかすぐに分からない」「SA浦安と言われても」「チーム名が地域密着しすぎて分からない」といった投稿も見られる。1部チームのうち、前述のリーグ公式サイトのトップページで企業名が入っていたのは「トヨタV」だけだ。
8日の試合は、旧トップリーグ風に言えば「神戸製鋼対NTTコミュニケーションズ」「NEC対キヤノン」「サントリー対東芝」。リーグワンは従来の実業団型から脱皮し、地域密着でプロ的な運営形態を広げていくだけに、サッカーのJリーグ同様に地域名は「マスト」。ファンらによるツイートでは「街の名前が入ったのはいい」と歓迎する声も発信されている。
正式名称は「静岡ブルーレヴズ」のように短めタイプから、「NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安」の〝長文〟まであるだけに、略称は必要になる。一方で、都市名ではない「東葛」は全国的には認知度が低いかもしれない。3チームある東京の愛称「SG」「BL」「RH」も、ピンとこない人もいるだろう。
Jリーグは発足当初、企業名排除に一部から疑問の声が上がり、ヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)幹部が「川崎では海外でバイクと間違えられる」と発言したり、当時は住友金属がスポンサーだった鹿島を「鹿島建設」と誤解した財界人がいたなどとまことしやかに語られたりした。リーグワンの略称認知も発展に必要なワンステップと言える。












