ラグビーTL太田治チェアマン 残り全試合中止はBリーグの事例を参考

2020年03月23日 19時49分

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で今季の残り全試合を中止することを決めたラグビーのトップリーグ(TL)が23日、都内で会見した。

 昨年のラグビーW杯の影響で、第6節を終えた段階で42万人が来場。最終的には史上最多の90万人の動員を見込んでいただけに、太田治チェアマン(55)は「社会的なものを踏まえると、残念というか、簡単な言葉では言い表せない状況」と唇をかんだ。

 19日に政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が「大規模イベントは引き続き慎重な対応を求める」との見解を示したことで、翌日に電話で緊急会議を実施。「一定期間を過ぎたら再開するべき」との声も出たことで中止ではなく、一時は無観客試合の開催も検討された。

 しかし、3月14、15日に無観客試合を行ったバスケットボールのBリーグで、選手や審判に発熱者が出て一部試合が中止になるアクシデントなどが発生。「様々な準備をしても、発熱の疑いとか想定外のことが起きた」と苦渋の決断を迫られた。

 現状では5月23日開幕の日本選手権は開催される予定となっている。4チームが出場することになっているが、選出方法は未定だ。それぞれの政府から帰国を要請された外国人選手がこの時期までに日本に戻ってくる保証がないため、各チームが本来の実力を発揮できない可能性もある。

 日本選手権の詳細については、4月中旬に発表するという。