【柔道】迫る“運命の日” 代表権維持か再選考か15日に方針

2020年05月12日 16時40分

最後の1枠・男子66キロ級を争う阿部一二三(左)と丸山

【どうなる?東京五輪パラリンピック(36)】“運命の日”を目前に、柔道界が揺れている。3月24日に東京五輪の1年延期が正式に決定して以来、中ぶらりんとなっていた代表選手の処遇がついに決まる時が来た。全日本柔道連盟はこれまで、代表権維持か再選考かについて慎重な姿勢を貫いてきたが、15日の強化委員会と常務理事会で方針が固まる。

 ただ金メダル量産が期待される看板競技だけに、その判断は非常に困難だ。本紙も報じてきたが、代表権維持となっても1年後に代表選手が国内1番手の実力を保てているかは未知数。一方で再選考しようにも、新型コロナウイルス禍で国際大会再開のめどは立っていない。

 ある強化関係者は「こういう難しい時に判断力が問われる」と語る。「現場の声が第一だけど、大事なのはなぜそうなったのか。感情論ではなく、納得のいくあらゆるデータを示してくれるはず」。唯一決まっていない、丸山城志郎(26=ミキハウス)と阿部一二三(22=パーク24)が争う男子66キロ級代表の選考方式に関しても「前例がないことだけに、何がいいとか悪いとは言えないので、非常に難しい」と思案顔だ。

 どんな答えを導き出しても、反響が大きいことも変わらない。「どうなっても正解だし、クレームもつけやすいから大変。現場はキリキリしてると思うけど、自信を持って決定の根拠をみんなが理解できるようにやってほしい」(同関係者)。15日に示された方針が正式に承認されるのは6月中旬以降の臨時理事会だが、果たしてどうなるか。