2022年は“出直し”の石川遼 ベテランからは「欧州ツアーに目を向けてみては」の声

2022年01月09日 07時00分

昨年は米下部ツアーの予選会に参戦した石川遼(東スポWeb)
昨年は米下部ツアーの予選会に参戦した石川遼(東スポWeb)

【取材の裏側 現場ノート】昨年4月にメジャー「マスターズ」を制した男子ゴルフの松山英樹(29=LEXUS)は、今週の前年優勝者のみが出場できる「セントリー・チャンピオンズ」で2022年初戦を迎えた。4月にはタイガー・ウッズ(米国)らに続く4人目の「マスターズ」連覇に挑む。女子では渋野日向子(23=サントリー)が今季から米ツアーに本格参戦する。  

 22年もゴルフ界の日本人ビッグネームに注目が集まるが、石川遼(30=CASIO)もその一人だ。2019年12月の「日本シリーズJTカップ」を最後に優勝から遠ざかっている中、昨年はあと一歩届かなかった復活優勝を期待したい。09年に史上最年少賞金王に輝いた当時の日本ゴルフツアー機構(JGTO)会長の小泉直氏(82=現JGTO顧問)は口癖のように「石川遼は必ず復活します」と大きな期待を寄せている。

 昨年11月には一部報道で明らかになった米国からの帰国後の隔離破りでJGTOから処分を受けるなど、マイナスな話題でイメージを低下させた。勝てば過去の行いがなくなるわけではないが、プロアスリートは結果を残してナンボ。本人は「細かい確認をせずに、行動してしまったことは大変自覚に欠けたと深く反省しております」と謝罪しており、勝って反省を証明してもらいたい。

 だからこそ、この件をキッカケに米ツアー再挑戦をあきらめないでほしい。昨年10月の米下部ツアー出場権をかけた2次予選会で敗退しており、道のりは厳しい。ただ、海外メジャー出場経験のあるベテランプロは、こんなことを言っていた。「本人は米ツアーでやりたいんだろう。だから下部ツアーからでもと、予選会を受けたのだろうけど、現実は甘くなかった。ならば米国にこだわらず、欧州ツアーに目を向けてもいいのでは」

 欧州ツアーといっても中東やアフリカ大陸でも試合が開催されており、これまでと全く違う形での転戦スタイルは、何らかの〝化学変化〟を起こす可能性もある。またメジャー通算4勝のブルックス・ケプカ(米国)は欧州ツアーの実績経由で米ツアー出場権をつかんでおり、同じ成功例も少なくない。新境地として石川が欧州に目を向けることはあるのだろうか。(ゴルフ担当・森下 久)

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