国際スポーツ振興協会(ISPS)がゴルフの国内シニアツアー2試合と医療従事者支援を目的にしたツアー外のチャリティー大会2試合(男女各1試合)の開催を発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響が懸念される中、4大会とも入場無料でギャラリーを受け入れる。

 今季の国内シニアツアー開幕戦「ISPSハンダ・コロナに喝!!シニア」(30、31日、静岡)は今年初めてギャラリーを入れて行われるゴルフトーナメント。同協会の半田晴久会長は「100%ということはないが、万全の態勢で行いたい」とし、ギャラリーにフェースシールドを無料配布するなどの対策を取る。
 その上で、万が一にも、主催大会で集団感染が発生した場合には「責任を取る」と明言。会場で感染し、仕事ができなくなった場合には「月収30万円の人が20日なら20万円。もし月収3億の人がいたら100年の分割払いになるけど、全員に払う」と補償を約束。さらに感染者がゼロになるまで大会を何度でも開催するという。

 これら4大会によって「ゴルフ界が活性化し、反映してほしい。最初ができれば、後が続く」と半田会長。こんな大胆な主催者が他にもいるかはともかく、ゴルフ界が“ウィズコロナ”に一歩踏み出すきっかけとなりそうだ。