都会派に大変身!? 国内女子ゴルフで約3か月半遅れの今季ツアー開幕戦「アース・モンダミンカップ」(25日~、千葉・カメリアヒルズCC)に臨む渋野日向子(21=サントリー)は、お気に入りの花柄ウエアで練習ラウンドをこなした。契約を結ぶビームスによれば、春夏のテーマは「シティーゴルフ」。パワーアップした肉体、バリエーションが増えたアプローチに加えてファッションでもファンを魅了しそうだ。

 今大会は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、さまざまな対策を施しており、渋野も検温、PCR検査のための検体採取を経て練習ラウンドをスタートさせた。

 23日はアウト9ホールをプレー。最終9番パー3は2年前にツアー初出場でホールインワンを達成し、賞金600万円を手にしたホールだが、この日は2球打ってもグリーンはとらえられず、1球は池ポチャとなった。

 昨年のコース改修で難ホールとなり「4日間で(池に)2回は絶対入ると思ってます。練習ラウンドで入れておけば、もうちょっと気を付けるようになるかな」。ただ、コンディションの不安は「まったく何もないです。元気いっぱい(笑い)」と、万全の状態で臨めそうだ。

 待望のツアー開幕となるが、今季のファッションにも注目だ。昨年大ブレークした渋野は着用したウエアも大きな話題となった。優勝した海外メジャー「AIG全英女子オープン」最終日に着用したビームスゴルフのウエアは大会後に即売り切れ。あまりの人気ぶりに2度再生産されたが、いずれも完売となった。また、渋野は昨季のお気に入りを「八百屋柄」と公言。メーカーではマーケット柄としているシャツも人気を集めた。

 そんな渋野に今季お気に入りのウエアを聞くと「今、着ているこれ、お花柄です」。開幕戦の練習初日に投入したというわけだ。契約するビームスによれば、渋野が着用したウエアはピンク、白、グリーンの3色を展開。3月の発売時には1万5000円(税別)だったが「春夏物のセールが始まっているので」と現在は値引きされているという。

 ビームスゴルフの今季春夏のテーマはシティーゴルフ。「街中からゴルフ場へそのまま着ていけるようなイメージなので、タイダイやマルチボーダーなどのトレンドを取り入れています」と解説する。昨季より渋野のおしゃれ度も大幅アップしているようだ。

 アベノマスクが届いていないという渋野に対し、昨季の所属先RSK山陽放送の一時はマネジャーも務めた記者から「岡山の他の皆さんは届いてます。渋野さんの家がちょっと外れてるからじゃないですか?」と親しい間柄ならではの突っ込みを受けた。今年のウエアは街でも着られる都会派のイメージ。昨季とは違った“シブコ”の新たな一面が見られそうだ。