レンズ越しから見る魅力とは――。フィギュアスケート男子の鍵山優真(19=オリエンタルバイオ・中京大)は、昨季の北京五輪と世界選手権で銀メダルを獲得。今季はエース格としての活躍が期待される。鍵山の初写真集「GO FOR THE TOP」の撮影に深く携わった田中宣明氏が取材に応じ、若武者の〝スゴさ〟をカメラマン視点で分析した。
19歳(当時)で2014年ソチ五輪金メダルに輝いた羽生結弦(ANA)を抜き、18歳(当時)の若さで五輪フィギュア日本勢最年少メダリストとなった鍵山。その魅力について田中氏は「優真はとても表現を出せるスケーターだと思う。試合ごとに違う表情が生まれてくるような。撮影するのが楽しい。試合中、ふと成功したときにちょっとした笑顔が出る選手は少ないので」と語った。
多くのスケーターは、演技中に表情を変える余裕がないというが、鍵山は別。感情を表現できる理由について田中氏は「技術力や練習量などの裏づけが表情に表れるのでは」と推測。自信を持ってリンクに上がるからこそ演技ができるという見方だ。
心の底からスケートを楽しめるのが、鍵山の長所の一つ。この姿勢は演技後も健在だ。「優真の方から僕に気づいて、笑顔をくれたり、ピースをしてくれたりする。どんなものを撮りたくて、どんなものを欲しているのか、察しが早いんじゃないかな」と、サービス精神も旺盛だという。
15日にはアイスショー「プリンスアイスワールド」(東京・ダイドードリンコアイスアリーナ)で新ショートプログラム「ビリーバー」を披露。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めるなど、順調な仕上りぶりをアピールした。今季もバリエーションたっぷりの笑顔で、多くの人を魅了しそうだ。












