サッカー選手への転向を宣言したロシアフィギュアスケート界の〝皇帝〟エフゲニー・プルシェンコ氏に、同国内で冷ややかな視線が注がれている。

 プルシェンコ氏は突如サッカー選手としてプレーする意思を表明。同国のアマチュアリーグに所属するFCブロークボーイズと入団交渉を行っている。

 ロシアのスーパースターの新たな挑戦に大きな注目が集まっているが、スポーツ界の重鎮たちは揃って厳しい目を向けている。

 同国メディア「ガゼッタ」によると、サッカー界の名門スパルタクモスクワで活躍し、現在は指導者として名をはせるバレリー・グラディリン氏が「それはサッカーとは何の関係もない。プルシェンコが(妻の)ルドコフスカヤと一緒にショーを宣伝しているだけだ。これは単なるショービジネスであり、サッカーとは関係ない。単なる娯楽の計画だ」とバッサリ。大衆の目をひきつけるためにサッカーを利用しているとして、プルシェンコ氏を批判した。

 また「RBスポーツ」は、フィギュアスケート界の重鎮であるタチアナ・タラソワ氏のコメントを報道。「プルシェンコはエネルギーを注ぐ場所がないのでしょう。だからサッカー選手になったのよ。男の子はみんなサッカーが好きですからね」とあきれた様子で語った。

 プルシェンコ氏は本気のようだが、周囲とは温度差があるのかもしれない。