ついにメスが入った。国際スケート連盟(ISU)は7日、タイ・プーケットで総会を開催。フィギュアスケートの年齢制限案について、2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪までに、現在の15歳から段階的に17歳まで引き上げることを決めた。
以前はシーズンに入る7月1日までに15歳に達することがシニア大会に出場するための条件だったが、低年齢選手の心身的負担の増大が問題化。2月の北京五輪では、当時15歳だった女子のカミラ・ワリエワ(ロシア)にドーピング問題が発覚し、大きな波紋を呼んだ。結果的にワリエワは個人戦にも出場したものの、メンタル面の動揺から思うような演技ができなかった。
15歳は日本で言えば中学生。フィギュア関係者からは「周りの大人が守ってあげられるような体制を整えないといけない」などと厳しい声が飛んでおり、日本スケート連盟の伊東秀仁フィギュア委員長は「若い選手たちの選手寿命の短さについて(ISUが)科学的な根拠を出してきている。年齢を上げるのであれば段階を踏んだ方がよい」との考えを示していた。
今後23~24年は16歳、24~25年は17歳に引き上げる予定。日本女子で唯一4回転トーループを跳ぶ島田麻央(13=木下アカデミー)は、ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪シーズンが始まる25年7月1日時点で16歳のため、4年後の五輪出場の可能性はなくなった。











