ロシアのフィギュアスケート界で〝皇帝〟と称されるエフゲニー・プルシェンコ氏(39)が、自身主催のアイスショーを批判した元世界女王のエリザベータ・トゥクタミシェワが16日に開催予定の同ショーに再び出場すると断言した。

 プルシェンコ氏が9日に開催した「ユニオンオブチャンピオンズ」ではロシア軍を礼賛する内容のイベントが盛り込まれ、参加した選手たちが反発の声が続出。トゥクタミシェワは政治的要素が強い主旨を事前に説明されていなかったとして、自身のテレグラムで「知らなかった。私はスポーツが政治から外れていると本当に信じたかったのですが、今日はそうではないことが分かった」と怒りの声を上げた。

 こうした経緯からトゥクタミシェワが今週末にも開催される同じショーへの出演を辞退するとの観測も出ていたが、プルシェンコ氏はロシアメディア「テレプログラマ」で「エリザベータ・トゥクタミシェワは参加する。われわれと彼女は大丈夫だ。すべて順調だ!」と明言。渦中のトゥクタミシェワの出場と、良好な関係が続いていることを強調した。

 プルシェンコ氏は「すべてのチケットが売れた。サンクトペテルブルクのユニオンオブチャンピオンズには1万2800人の観客がやって来る。満員だよ」とチケットが完売したと明かし、トゥクタミシェワら反発したスケーターも予定どおり参加すると主張した。

 プルシェンコ氏のショーは再び愛国心全開の内容となるのか。そしてトゥクタミシェワは本当に参加するのか大きな注目が集まる。