【フィギュアNHK杯】高橋大輔のアイスダンス初陣は最下位 それでも前へ「いいスタートが切れた」

2020年11月28日 19時46分

ほろ苦デビューとなった高橋(代表撮影)

 フィギュアスケートのNHK杯(大阪・東和薬品ラクタブドーム)のアイスダンスは28日、出場3組によるフリーダンスが行われ、前日のリズムダンスで実戦デビューした高橋大輔(34=関大KFSC)、平昌五輪代表・村元哉中(27=関大KFSC)組は93・10点をマーク。合計157・25点で実戦初の大会は3組中3位でフィニッシュした。

 優勝は小松原美里(28)&ティム・コレト(29=ともに倉敷FSC)組。深瀬理香子(23=大東大)&張睿中(23=カナダ)組が2位となった。

 クラシックバレエの「ラ・バヤデール」をテーマにしたフリーダンス。エンジ色の衣装に身を包んだ高橋は多回転の同時ターン「ツイズル」でバランスを崩して氷に手を着くアクシデントもあったが、スピンやリフトは何とかこなした。

 演技を終えた高橋は「ちょっとミスがあったので、すごく悔しい部分はあったんですけど」と第一声。そのミスについては「普段の練習ではあそこまでの失敗はしないので、これが試合なのかな、緊張感なのかな、と。今日は初めてそういったミスが出た。メンタルコントロールをちゃんとしていかなきゃいけないんだなって課題になりました」といい、原因を「考えすぎた部分があった。テクニカルよりメンタル」と話した。

 だが、ここからが前向きだ。まだ伸びシロ十分なコンビだけに、高橋は「想定外のミスが次につながっていくんじゃないかなと思います。ホントに課題になった部分と、ひと安心した部分と、これからより一層モチベーションが高まった部分と、いろんな気持ちをNHK杯で感じることができた。そういった意味でいいスタートが切れたと思います」とポジティブだ。

 一方、村元も「ミスがあった部分でどうやって息を合わせていくか。勉強になったことの方が多かった」とプラスにとらえた。

 今後は12月の全日本選手権(長野)をステップに、最終的には22年北京五輪を目指す。夢舞台への思いを、高橋はこう話した。

「着実に練習していけば全日本にはつながっていくと思いますし、北京五輪に向けて…ホントに難しいことではあると思うんですけど、まあ行けることを信じて、頑張っていこうと思っています」

 挑戦はまだ始まったばかり。無限の可能性を秘めるカップルの行く末に注目したい。