陸上の世界選手権(7月、米オレゴン州)代表選考会を兼ねた日本選手権2日目(10日、大阪・長居)、男子100メートル決勝で思わぬハプニングが起きた。

 前日の準決勝で10秒04をマークし、参加標準記録を突破したサニブラウン・ハキーム(23=タンブルウィードTC)らに注目が集まる中、スタジアムに号砲が鳴り響くと一斉にスタート。中盤にかけて激しい先頭争いが繰り広げられる一方で8レーンを走る東田旺洋(栃木スポ協)に異変が…。

 足に何らかのアクシデントが生じたのか、思いどおりに走ることができず、50メートルを過ぎたあたりで転倒。レースを映していた画面上から消えてしまった。

 ゴールできずに途中棄権となった東田は、準決勝で10秒25をマーク。2組2着で決勝に進出していた。