日本一をかけた戦いがスタートだ――。日本陸連は25日、都内でジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズの第1期スタート会見を開催。上位3選手には賞金を贈ると明らかにした。

 JMCシリーズはマラソンのレガシー構築、選手の育成などを目的に新設。第1期は、男子のG1・4大会(福岡国際、別府大分、大阪びわ湖、東京)、G2・1大会(防府)、女子のG1・3大会(大阪国際、名古屋ウィメンズ、東京の3大会)、G2・1大会(大阪びわ湖)と世界陸連ラベルレース(エリートラベル以上)の記録、順位をポイント化。昨年12月から今年10月ま第0期のポイントを踏まえた上で、順位を決定する。

 今回の改革を機に発足されたジャパンロードランニングコミッションのリーダーを務める瀬古利彦氏は「真の日本一を決めようと。日本で一番という称号と世界選手権や五輪の代表になるというのもあるが、もっと付加価値がつかないかという話をしたところ、賞金をつけようとなった」と説明した。

 賞金については男女とも1位600万円、2位300万円、3位100万円が贈呈される予定。今後も魅力あるマラソン界を作り上げるべく、さまざまな観点から改革を進めていく方針だ。