
ソウル五輪競泳100メートル背泳ぎ金メダリストで日本水泳連盟会長の鈴木大地・元スポーツ庁長官が23日「めざまし8」(フジテレビ系)に出演し、北京五輪フィギュアスケートペアに出場したスペインの女子選手から禁止薬物反応が出た件について言及した。
ITA(国際検査機関)の発表によると、禁止薬物反応が出たのはペアで11位だったラウラ・バルケロ(20)。大会期間中の今月18日に採取された検体から、WADA(世界反ドーピング機関)の違反リストにある筋肉増強作用のある物質が検出された。
WADAのアスリート委員会の委員を務めた鈴木氏は「今回、検査からの発表がずいぶん早かった。(ドーピング問題で渦中のROC)ワリエワ選手とはずいぶん違う感じがする。採点競技でも筋肉増強剤が出るようになったということ。(リフトで)持ち上げたりすることで競技性が高まっているのでこういう結果になったと思う」と分析。
その上で「いずれにしても、ロシアは結構薬物を使ってきましたけど、他の国でもまだまだこういうことで広がっているんだなということで、今一度厳しく徹底していかなくてはいけないと思います」と見解を語った。
番組MCの谷原は「今回は女性選手の方だったそうなんですが、改めてドーピング問題というのは決して手を緩めずに、公平性を担保するためにも調べていっていただきたいと思います」と話した。
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