韓国メディアが東京五輪での日韓における騒動を蒸し返して北京五輪でも〝注意〟を呼びかけた。

 韓国の公営放送局「KBS第1ラジオ」の番組「オ・テフンの時事本部」で、誠信女子大学のソ・ギョンドク教授を招いて東京五輪に関する様々な話題を振り返った。

 番組の中では日本との間に起きた騒動も話題に上った。司会のオ氏が「東京五輪を日本が大幅に政治利用しようとした。彼らは常に嫌韓とか韓国に関連するものを歪曲しようとする試みが多かったんですよ」と話題を振ると、ソ氏は「スポーツ外の部分でかなり問題が多かった」として東京五輪ホームページにおける竹島(※韓国名・独島)の表記問題や、選手村に反日メッセージとも取れる横断幕を掲げた問題などを取り上げた。

 そうしたことを踏まえて、ソ氏は国際オリンピック委員会(IOC)に抗議文を送ったが、全く聞き入れられなかったと説明。その理由として「いくつかの説があるが、最も考えられている部分の一つは、やはりそのような世界的なスポーツイベントを開催するためには〝費用〟が必要なのではないか? そう考えると(五輪の)メーンスポンサーに日本企業が3社もあったよ」とIOCが日本側に〝忖度〟しているとの独自の見解を示した。

 また、東京五輪で話題になった旭日旗の扱いについても「持ち込み禁止品目に定めればいいのでは」と提案。さらに「このような世界的なスポーツ大会を通じて、旭日旗が再び登場しないように、北京五輪でも我々が注意深く見ていかなければならない」とした。

 来年2月の北京五輪で再び騒動がぼっ発しなければいいが…。