【英国・バーミンガム21日(日本時間22日)発】バドミントンの全英オープン最終日、混合ダブルス決勝で、渡辺勇大(23)、東野有紗(24)組(日本ユニシス)が金子祐樹(26)、松友美佐紀組(29)組(日本ユニシス)を2―0で下し、3年ぶり2度目の優勝を果たした。

 渡辺は遠藤大由(34=日本ユニシス)と組む男子ダブルスとの2種目制覇を達成。「国際大会で(2種目合計)10試合を戦うのは初めてで、いい経験になった。勝ち切るのが最大の目標だったので(2冠となる)混合ダブルスで優勝した時は素直にうれしかった」と笑顔を見せた。

 今大会は中国、韓国、台湾の強豪勢が不参加。実力者を揃えるインドネシア勢は新型コロナウイルスの影響を受けて大会序盤に棄権になった。通常とは異なる環境下でも、日本勢は実力を発揮。女子ダブルスは永原和可那(25)、松本麻佑(25)組(北都銀行)が初制覇。女子シングルスは奥原希望(26=太陽ホールディングス)が5年ぶり2度目の頂点に立ち、日本が5種目中4種目を制した。