JOC山下会長がスポーツ界にメッセージ 「しっかりとアスリートを支援していきたい」

 日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長(63)が23日、各国・地域の国内オリンピック委員会(NOC)会長に向けて、国内の新型コロナウイルスとスポーツ界の現状を伝えるメッセージを発信した。

 新型コロナについては先月25日に全国で緊急事態宣言が解除され、19日には東京都の休業要請が全面解除となり、社会生活が再開していることを伝えた。

 また、スポーツ界の現状としては先月、選手の強化拠点となっている東京・北区の味の素ナショナルセンターが再開したことや無観客ながら19日にプロ野球が開幕し、来月4日にJリーグが開幕することを公表した。

 1年延期となった東京五輪に関しては、日本オリンピックミュージアムがこの日に再開したことに加え、先日の国際オリンピック委員会(IOC)理事会で大会の位置づけ、原則、ロードマップが承認されたこと、安全安心、コスト最小化、簡素化の基本方針が明示的に示されたことを報告。

 最後に「アスリートの姿が多くの人々の心の支えとなるよう、JOCとしてもしっかりとアスリートを支援していきたい」と結んだ。

 今回のメッセージは東京五輪のホストNOCとして、オリンピックデーに合わせて発信された。