参院選(6月22日公示、7月10日投開票)に東京選挙区(改選6)から無所属で出馬を表明した作家の乙武洋匡氏(46)が19日、都内でキックオフイベントを開催。実業家のひろゆき氏をゲストに迎え、オンライン生放送にも2000人を超える視聴者が集まった。

 乙武氏は「育てる」「福祉」「経済」「東京」「多様性」を〝あきらめない〟という5つのテーマからなる政策5本柱を紹介。その中で「手話を公用語にしていく。ニュージーランドや韓国では既に制定しているんですけど。日本もオフィシャルな場では手話通訳がなされるよう続いていきたい」と発言した。

 これを隣で聞いていたひろゆき氏が目を丸くしてびっくりした様子。乙武氏は「私自身は(手話)できないんですけど…」と自らにツッコミを入れて会場を笑わせた。

 その後、ひろゆき氏が「手話を公用語にするということは、役所の人もできないといけない?」と厳しい質問を浴びせたが、乙武氏は「オンラインで(手話)通訳するサービスがあって、それで対応できる。そこはテクノロジーで社会を解決できるということ」と明快に切り返して拍手を浴びた。