今夏の参院選(22日公示、7月10日投開票)で自民党比例代表候補として立候補の漫画家・赤松健氏(53)が17日、インタビューに応じて選挙戦への不安を語った。

 赤松氏は岸田文雄首相から同党公認候補者として正式に公認を受けたが、東京選挙区から立候補の元「おニャン子クラブ」で女優の生稲晃子氏や比例区から再選を目指す今井絵理子氏とは「選挙戦の事情が違います」という。

 新人候補でありながら同党からの組織票には頼らず、子ども政策の司令塔となる「こども家庭庁」設置関連法の成立に活躍した山田太郎参院議員と〝二人三脚〟で全国各地を駆けめぐり、SNSなどを活用したネット選挙で漫画界から初の国会議員誕生を目指す。

 ところがマスコミ各社の最新選挙データによると「当落線上ギリギリの厳しい状況」という結果が出てしまい〝巻き返し作戦〟を新たに練り直さないといけない状況に追い込まれた。

「私のツイッターフォローは17万人います。立候補を表明した当初は『これはいける』と思いました。全国で遊説してもファンの方たちが会いに来てくれて応援してくれます。しかしツイッターだけで言えば、ファンの〝いいね〟の数が増えてなく、不安のほうが大きくなっています」(赤松氏)

 ネット選挙の場合、候補者は〝いいね〟を押した支持者たちが「家族や友だちにも投票を呼びかけます」などと応援ツイートを確認することによって自身の票読みができるいう。

「まだまだツイートは私の期待はずれです。いまから頑張っていかないと当選などは考えられません」と赤松氏は打ち明けた。

 参院選の第一声は選挙事務所のある秋葉原で行う赤松氏。不安を抱えながらも選挙戦がいよいよスタートする。