動画投稿やネットサービス「FC2」の創業者・高橋理洋氏(48)が14日、ガーシーこと東谷義和氏(50)の公式ユーチューブチャンネルで参院選(22日公示、7月10日投開票予定)比例代表に立花孝志党首(54)率いるNHK党からの出馬を正式表明した。

 高橋氏は1999年に「FC2」を立ち上げ、ホームページ、動画投稿サイトなどネットサービスを展開。同社の動画、ライブ配信を巡っては、警察による摘発が相次ぎ、2015年には高橋氏の弟が逮捕されている。高橋氏も国際海空港手配されており、日本に帰国した際には逮捕される可能性が高い。

 高橋氏は「指名手配されている状況です。駄菓子一つ盗んだことがなく、全くの冤罪。人を傷つけたとか明白な罪を犯していれば償うが、でっちあげの罪で何年も入れられるのはまっぴらごめんです」としたうえで、出馬を決めたきっかけは「母親に会いたい」ということだった。

 昨年、父親が亡くなった際、逮捕のリスクがあることで、葬儀に出席することができなかったという。

「日本で暮らす母親にもっと親孝行したい、一緒に暮らしたい思いが強くなった。選挙で当選できるとは思っていないし、仮に万が一当選したとしても国会議員の不逮捕特権で、逮捕されないとは思いません。ただ、おとなしくしていても捜査から9年弱、何も変わらなかった。世の中の不条理や理不尽を世間に訴えて、ほんの少しでも変えていきたいと思って、ガーシーさんや立花さんにも背中を押され、立候補させていただくことになった」と話した。