元自衛官で革命家の後藤輝樹氏 ウクライナ義勇兵志願も即却下

2022年03月03日 11時44分

20年都知事選に出馬した際の後藤輝樹氏(東スポWeb)
20年都知事選に出馬した際の後藤輝樹氏(東スポWeb)

 ロシアのウクライナ侵攻で、日本国内から「ウクライナを救いたい」と義勇兵への志願者が絶えない中、政治活動家の後藤輝樹氏(39)が応募していたことを明かす一方、渡航制限のかからない在日ウクライナ人にも帰国する動きが出ている。

 後藤氏は東京都知事選や千葉県知事選などに立候補し、異色かつ仰天の公約と政見放送で話題となった。1日に「日本一の政治活動家、革命家として志願します」とツイッターに投稿した。

 これは在日ウクライナ大使館が先月27日、ゼレンスキー大統領がロシア軍と戦う外国人軍団の動員を呼びかけたことに呼応し、同大使館が日本の窓口になると表明したもの(現在は削除)。元自衛官を中心に約70人が応募。後藤氏も自衛隊に一時在籍した過去がある。

 林芳正外相や松野博一官房長官は「ウクライナには退避勧告が出ている中でやめてもらいたい」と呼び掛け、また義勇兵として参加した場合は私戦予備及び陰謀罪に抵触する恐れも指摘されていた。

 後藤氏には応募翌日に外務省領事局海外邦人安全課から「いかなる場合もウクライナへ渡航することないよう強くお願いします」とのメールが届いたという。

「ウクライナ義勇兵に志願しましたが、ダメでした。しかしながら、ウクライナとロシアの争いが終わり、平和を願う気持ち、何とかしたいと思う気持ちは変わりません。自分が犠牲になってでも、愛と平和のため、利他のため、やむにやまれず行動を起こす日本人がいるんだと、示すことができたなら幸いです」と投稿した。

 その後、私戦予備罪に問われる可能性があったことについては「法律に触れることは知らなかったので、政見放送もしかりですが、法律に違反するようなら控えるつもりです」と話した。後藤氏のように、居ても立ってもいられない思いに駆られた人は多いようだ。

 一方、日本在住のウクライナ人で、政治評論家のナザレンコ・アンドリー氏は2日、「ウクライナに行く日本人がいる以上、私も一緒に戦場に行くしかありません。明日は大使館に行って志願いたします。ウクライナに栄光あれ!」とツイートし、母国に戻る旨を明かした。

 これに「必ず帰ってきてください」などの書き込みであふれた。ロシアの軍事侵攻は決して対岸の火事ではない。

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