退院後もコロナの〝苦痛〟は続く…オキニ女性からマッサージ拒否された!

2021年08月03日 11時30分

マッサージ店でも…(写真はイメージ)

 2年目となるコロナ禍だが、今でも新型コロナウイルス感染者への偏見や差別が存在している。重症化して約3週間も入院することになった40代男性は退院後の自分の扱われ方にショックを受けている。一体何があったというのか。

 退院してから1週間後、男性は入院する前に毎週のように通っていた都内の中国人エステ店に向かった。30分3000円でマッサージをしてくれるお店で、お気に入りの中国人女性がいたのだ。来店し、パンツ一丁になってウキウキ気分でベッドの上に寝転んだというのだが…。

「毎週のように行ってましたから、『なんで来なかったんですか?』と聞かれたわけです。正直に『コロナで入院しててさ』と言ったら、突然、中国人女性の様子が変わりました」

 女性は「一緒に住んでいるルームメートが部屋のカギをなくしたので急に帰宅しないといけなくなった」と言いだした。男性はその言葉を信じて退店。ほかのエステ店を物色しながら、再び店の前に戻ってくると、その女性が新たな客の勧誘に精を出していたという。

「私を見つけると逃げました。ウソをついていたということです。あとから『コロナこわいからマッサージできなかった』とメールが来ましたが、あんなに愛想がよくてかわいい彼女が…と非常にショックを受けました」

 確かにマッサージなので密にはなるだろう。しかし、男性は退院前に2日連続で陰性が出たことを確認している。エステ店に行ったのは退院からさらに1週間たっており、職場復帰もしていた。「さらに1週間たってからまた行きましたが、『まだやりたくない』と言われてしまいました」と嘆いた。

 偏見はエステ店だけではない。「入院前から友人と会う約束をしていたのですが、『3週間くらい何もないか様子を見よう』と言われました。私としては体調に問題はないので会う気満々だったので残念です。あと気にしすぎなのか、職場でも避けられている気がするし…」という。

 感染者への偏見や差別については政府や自治体からもやめるよう呼び掛けが行われている。例えば熊本市の「新型コロナウイルス感染症情報サイト」ではコロナハラスメントを取り上げる中の退院についての項目で、「発症後7~10日間(人工呼吸器等による治療を行った場合は15日間)で感染力が急激に低下することが分かった」と指摘している。

 この男性は人工呼吸器を使用したが、発症後に3週間入院しているので感染力はないはず。しかし、男性は「コロナで入院してたなんて正直に言わない方がいいのかと思ってしまいました」と悩んでいる。

 東京都が2日に発表した新規感染者数は2195人。終息の見込みがない中でいつ誰が感染するか分からない。正しく恐れるべきだ。