「下水道にウイルスが付いている」コロナ便乗の詐欺電話に注意

2020年03月05日 16時00分

 新型コロナウイルス関連の悪質便乗商法がまたまた出てきた。

 大阪府警によると、大阪府門真市の女性宅に4日午前11時50分ごろ、水道会社従業員を名乗る男から「下水道にコロナウイルスが付いているので洗浄が必要。除去するのに費用がかかる」と電話があった。

 女性宅には別の男から再び電話があり、洗浄費用として約10万円を請求された。女性が断ったため被害はなかったが、府警は、新型コロナウイルスの感染拡大に便乗した詐欺電話とみて「不審な電話があればいったん切り、家族や警察署に相談してほしい」と警戒を呼び掛けている。

 新型コロナに乗じた悪質な便乗商法は本紙既報通り、先物取引に絡む勧誘電話も確認されている。

 国民生活センターによると、突然自宅を訪問してきた先物取引業者風の人物が「新型コロナの影響で中国経済がガタガタになっている。金の相場が上がることは間違いない。今申し込めば、高騰する前の金額で金を買う枠が当たるかもしれない。すぐに申し込んだ方がいい」と勧誘する事例があった。

 また、厚生労働省の職員を装って「費用を肩代わりしますので検査を受けるようにしてください」と言いだし、個人情報を聞き出そうとしたケースも。

 このほか、宮城県仙台市では80代女性宅に2月26日午前「新型コロナウイルスに関する大切な説明があるので、これからそちらにうかがいます」との電話があった。女性が断ったことで被害はなかったが、宮城県警はこの電話が“アポ電”で、家族構成や預金残高を聞き出し、だませそうかどうかなどの情報を集めている可能性があるとみている。

 警視庁でも、今後ウイルスに感染した身内を装って現金を要求するといった手口が想定されるとし「状況を悪用した犯罪が起きる可能性があるので気を付けて」と注意を呼び掛けている。