ファミマ導入「レンジアップおでん」 “伏兵”タケノコを抜てきのワケ

2020年01月15日 16時00分

タケノコ入りのレンジアップおでん

「レンジアップおでん」の具に、伏兵・タケノコが選ばれた意外な理由とは!?

 ファミリーマートは14日、全国約6000店(沖縄除く)で、注文を受けてからレンジで温める「レンジアップおでん」の販売をスタートさせた。コンビニのおでんといえば、レジ横におでん鍋が並ぶのが見慣れた光景だったが、売れ残りや廃棄といった食品ロスが問題化。さらに仕込みから鍋の清掃、1時間ごとにだしを補充しなくてはならないなど、店舗のオペレーション負荷が高いことが懸念されていた。

 こうした問題を解決するべく、ファミマは昨年5月から「レンジアップおでん」の開発に着手しようやく導入された。

 カウンターおでんは9時間あるいは16時間で廃棄されていたが「レンジアップおでん」は常温で180日の賞味期限だ。

 4個入り(税込み268円)と6個入り(同358円)の2種類。自分の好きな具材を選べないことから、売れ筋の具材が中心。しかし、4個入りは大根、ちくわ、こんにゃく、さつま揚げで、売れ筋2位の卵が含まれていない。

「加盟店からも『何とか卵を入れてほしい』と強く要望があったので複数のメーカーに打診しましたが、レンジ加熱時に爆発しなくても、お客様が持ち帰る途中や食べるときに破裂するリスクを取り除けないとのことで苦渋の決断です。同じく、人気の白滝もパックおでんにすると散り散りになりやすいので断念しました。こちらはこんにゃくという代替があるのでまだいいのですが、卵は代わりがいません…」(広報担当者)

 6個入りには、さらに昆布とタケノコが加わるが、なぜカウンターで一度も販売されたことがないタケノコなのか?

「練り物を増やすことも検討しましたが、たとえば、ごぼう天だと全体の味に関与しすぎてしまうんです。ダシが出る昆布が5番目に決まり、パックおでん(加圧加熱殺菌食品)に向いた具でありつつ、歯ごたえがあるタケノコが最後に決まりました」

 タケノコは救世主となるのか、今後に注目だ。