日本代表MFの去就にも影響必至だ。イングランド・プレミアリーグのトットナムが同リーグのエバートンに所属するブラジル代表FWリシャルリソン(25)の獲得に迫っていると、英紙「デーリー・メール」が伝えている。

 同紙は「トットナムは今後24時間以内にリシャルリソンが所属するエバートンとの契約を締結する予定」と報道。エバートンは移籍金として5000万ポンド(約82億5000万円)以上を要求している中、トットナムのダニエル・レビ会長が27日にエバートンの幹部とロンドン市内で交渉を実施しており、合意は近いという。

 リシャルリソンは東京五輪で得点王に輝き、ブラジルに金メダルをもたらしたストライカー。トットナムのアントニオ・コンテ監督は来季に向けて早期のチーム合流を要望しているため、クラブ側は近日中にも移籍を完了させたい意向だ。
 その一方で、今夏にトットナムへの移籍がささやかれていたドイツ1部Eフランクフルトの日本代表MF鎌田大地(25)について、英メディア「HITC」は「トットナムの関心がある中でEフランクフルトは鎌田に1000万ポンド(約16億5000万円)未満で移籍を認める」と伝えていたものの、微妙な情勢となった。

 実際、Eフランクフルトがドイツ代表MFマリオ・ゲッツェを獲得したことで鎌田の放出が現実味を帯びていた。しかしリシャルリソンの加入が確実視されることで、トットナム入りは厳しい見通しとなったのは間違いなく、今後の動向が注目されそうだ。