スペイン1部バルセロナのBチーム(実質3部)に所属するMF安部裕葵(23)について同国紙「スポルト」が「奇妙な事件」と伝えている。

 2019年にJ1鹿島から移籍した安部は20年2月に右大腿二頭筋断裂し、戦線離脱。フィンランドで手術を受けて復帰後の同年12月には途中出場した練習試合で再発させるなど、度重なる負傷に見舞われた。さらに21年8月にも練習試合中に負傷。その後、バルセロナは安部について公式アナウンスをしていない。

 すでにバルセロナBの登録メンバーからも除外されており、現時点で背番号すらも与えられていない。同紙は「安部は何も記録を残せないまま日本に帰国した。真相は彼が新しい文化、非常に異なるサッカーに適応できなかったということ」と伝えている。

 その上で契約は安部との契約は23年6月末までとなっており、同紙はバルセロナが年俸110万ユーロ(約1億4000万円)を支払っていると指摘し「彼が再びバルセロナでプレーすることは期待されていない」という。