約223億円の支払いを保留…プレミアリーグ放映権料巡り英中が激しいバトル

2020年08月12日 11時00分

 イングランド・プレミアリーグと中国企業が激しいバトルを繰り広げている。英紙「デーリー・メール」によると、中国国内で同リーグの放映権を保有する蘇寧ホールディングス(HD)が、3月に支払うはずの1億6000万ポンド(約223億円)を保留したままにしているという。

 そのためリーグ側は同社の契約違反を主張。2019年から総額5億6400万ポンド(約787億円)で3シーズンの放映権契約を結んでいるが、報復措置としてさらに3年の契約延長オファーを拒絶している。

 同紙は、蘇寧HDがコロナ禍でリーグ中断期間があったため支払いに応じていないとする一方、英国と中国の関係悪化が影響しているとも指摘。香港の旧宗主国である英国は、中国での香港国家安全維持法制定を受け、同地域に住む英海外市民(1997年の香港返還以前に生まれた香港市民)に移住や市民権付与への制度改正に着手する方針だが、中国は内政干渉だとして反発している。

 政治問題のとばっちりも受けた格好だが、イングランドのクラブ側は先週に行われた総会で、即時の支払い要求、支払い期限の修正、契約解消など解決策を検討した。中国企業に契約を履行させることはできるのか。