日本代表のMF守田英正(26=サンタクララ)が森保ジャパンの中盤に欠かせない存在となっている。昨年10月のカタールW杯アジア最終予選オーストラリア戦から4―3―3の布陣となったことで、インサイドハーフを任され、W杯出場を決めた24日のオーストラリア戦までの6連勝に貢献した。

 そんな中、26日のオンライン取材で、アンカーを務めるMF遠藤航(シュツットガルト)が最終予選ベトナム戦(29日、埼スタ)を前にコンディション調整でチームを離脱したことについて「アンカーは一番やってきたポジションなので、自分も『そこをやれるよ』と見せられるチャンス。自分は人にも強くいけるし、カバーの方が得意としてると思っている。アンカーの方がよりその強みは出ると思う」とベトナム戦でのアンカー起用をアピールした。

 ボール奪取力など守備面に強いボランチの選手というイメージが強いが、その強みをつくり上げたのが流経大時代。守田は「高校時代は守備が嫌いだったけど、大学で守備ができないと試合に出られないとなって、日本にはボールを奪う力がある選手が少ないし、そういう選手を目指しなさいと指導してもらった。ありがたかったと思う」と振り返った。メインのボランチのほか、センターバックやサイドバックもこなし、守備面を強化した努力が現在の活躍のベースとなっている。