【森保ジャパン】長友&大迫との〝心中〟は最善策!武田修宏氏「経験値が大事」とベテラン重用を支持

2021年11月12日 05時15分

先制ゴールの伊東を祝福する大迫(左)はこの日も無得点だった(ロイター)
先制ゴールの伊東を祝福する大迫(左)はこの日も無得点だった(ロイター)

 窮地の森保ジャパンに緊急提言だ。日本代表は11日に行われたカタールW杯アジア最終予選ベトナム戦(ハノイ)で、MF伊東純也(28=ゲンク)のゴールで1―0の辛勝。B組でW杯出場圏外の4位から3位に浮上したが、この日も格下から1点しか奪えず最終予選で苦しい戦いが続く。中でもファンの間で批判の対象となっているのが、DF長友佑都(35=FC東京)やFW大迫勇也(31=神戸)らベテラン勢の重用だ。元日本代表FWで本紙評論家の武田修宏氏(54)が、この問題にズバリ切り込んだ。

 勝つには勝ったが、またもや森保ジャパンが課題の決定力不足を露呈した。

 日本は前半17分に左サイドを抜け出したMF南野拓実(リバプール)からのクロスを伊東が合わせて幸先よく先制。しかしその後は、ここまで全敗で格下のベトナムを相手にゴールを奪うことができない。後半途中から次々と交代カードを切るも、追加点を奪えないまま試合終了。終わってみれば1―0の辛勝で、W杯の出場権獲得へ至上命令だった得失点差を稼ぐことはできなかった。

 それでも試合後の森保監督は最終予選で初の連勝を飾ったことで「勝つことが一番なので、そこを求めてやっていきたい。厳しい戦いの中、無失点でチャンスもつくって得点も奪って勝てたことはよかった」と安堵の表情を浮かべた。

 とはいえ、すでに日本は2敗を喫しており、厳しい状況に変わりはない。森保監督に対する批判も高まる中、特に注目を集めているのがベテランの長友と大迫の重用だ。ともに最終予選の全5試合で先発起用。ただ長友は9月のJリーグ復帰後はFC東京でパフォーマンスの低下が指摘されており、この日も後半18分に最初の交代としてDF中山雄太(ズウォレ)に代わってベンチに下がった。

 一方の大迫も今回の最終予選で中国戦のゴールはあるが決定機を何度も外しており、この日も無得点。後半30分に交代したFW古橋亨梧(セルティック)が欧州でゴールを量産しており、スタメン交代を求める声が高まっている。

 2人に対する風当たりは強くなるばかりだが、武田氏は今後の処遇についてこう断言する。

「最終予選は経験が重要。長友は世界トップの舞台で多くの実績を残してきた。海外で〝助っ人〟として活躍し、どれだけの修羅場をくぐり抜けてきたことか。最終予選のようなギリギリの戦いでは絶対にそういった経験値が大事だし、試合で生きてくるんだ」

 長友の重要性を強調するとともに、大迫に関しても「大迫の代わりがいるのか。古橋はストライカー目線から言えば、途中から出たほうがいい。後半になると相手の体力が落ちてくるし、リスクも冒して攻撃してくるので、古橋のようにスピードがある選手はより生きる。試合の序盤は相手の守備も固いので、大迫のようなタイプのほうが得策。今日の試合を経て次は必ずコンディションも上がってくる」と指摘した。

 今回の最終予選は長友、大迫との〝心中〟こそ森保ジャパンの最善策というわけだ。

 加えて武田氏はW杯出場権を争う、目下の敵であるオマーンとの次戦(16日=日本時間17日、マスカット)に向けて「ドリブルではなくてパスや連動性、2人目、3人目の飛び出しが重要になる。そこで期待したいのはMF鎌田大地(Eフランクフルト)」とキーマンを指名した。

 日本を支えてきた攻守の要2人が意地を見せるのか、それとも…。

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