日本代表DF長友佑都(35=FC東京)が、森保ジャパンのカタールW杯アジア最終予選でヤマ場となるサウジアラビア戦(7日、ジッダ)とオーストラリア戦(12日、埼玉)のキーマンにFW古橋亨梧(26=セルティック)を指名した。

 5日にオンラインで取材に応じた長友は、天王山となる強豪との2連戦に向けて「1対1、球際で負けないとか、このチームはレベルが高い。自分たちのストロング(ポイント)である切り替え、球際の部分はしっかり出していきたい」と意気込む。そして「緊張感というか、一人ひとりの危機感は確実に上がってきていると僕は感じている。もちろん2連勝することを目指している」と格下オマーンを相手に敗れた9月とは違い、チーム内にいい緊張感が高まってきていると語った。

 そうした中で日本のカギを握るとみているのが古橋だ。

「ケガをしていたけど、復帰して活躍して体も動いている。彼のスピードをチームとしてどう生かすか。しっかり生かしていきたい。彼は世界でも通用するスピードを兼ね備えているので、そこはしっかり話し合って考えていきたい」と古橋の活用法がチームの命運を左右すると分析した。

 9月の中国戦でヒザを負傷した古橋だが、同月末に復帰すると3日のアバディーン戦では復帰後初ゴールと絶好調。日本が誇るスピードスターを森保監督はどのように使うのか大きな注目が集まる。