東京五輪で注目される1トップのオーバーエージ(OA)候補にMF南野拓実(25=リバプール)が急浮上だ。南野は13日のパナマ戦で1トップとして先発出場すると、自ら得たPKを決めて決勝ゴールを挙げる活躍で強烈な存在感を放った。
森保ジャパンではこれまでは2列目を主戦場としてきたが、1トップとして強豪相手に堂々のプレーを見せたことで、来夏の東京五輪でも注目が集まる。以前からJクラブの強化担当者が「南野がOAで呼ばれる可能性もある」と指摘するように、東京五輪世代で手薄な1トップのOA候補として期待されてきたが、それはあくまでFW大迫勇也(30=ブレーメン)の代替案としてだった。
ただ、ここにきて状況が急激に変化してきている。大迫は所属のブレーメンが新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり日本代表の招集を拒否。ドイツは感染が深刻な欧州の中で特に厳格な防疫措置を取っており、今後もコロナ禍の中で大迫の招集を断る可能性がある。ましてや派遣義務のない五輪となると招集に協力しない公算のほうがむしろ高くなりそう。
そうなれば、1トップの高い適性を示した南野に白羽の矢が立つ。東京五輪世代の森保ジャパンで主に採用される3バック戦術で、同世代のエースであるMF久保建英(19=ビリャレアル)と相性の良さを見せたのも大きなプラス材料。さらに南野は所属リバプールで3試合連続出番なしで序列が低下しており、クラブが主力とみなしていなければかえって招集に応じる可能性も高くなる。
南野は1トップの役割について「2列目の選手の特徴も踏まえ、自分がラインを下げて2列目の選手のためにスペースを空けるやり方がチームのためになると思ってやった」と語ったが、東京五輪の強力な武器としても注目が集まりそうだ。












