【高校サッカー】青森山田の10番・松木玖生が圧巻ゴール 持ち前の “ビッグマウス” も

2022年01月08日 19時00分

ゴール後、喪章を天に掲げた青森山田のMF松木(東スポWeb)
ゴール後、喪章を天に掲げた青森山田のMF松木(東スポWeb)

 J1のFC東京への入団内定している青森山田(青森)のMF松木玖生(くりゅう=3年)が、6―0で圧勝した高川学園(山口)との全国高校サッカー選手権準決勝(8日、国立)で力の差を見せつけた。

 象徴は2―0の後半12分のゴールだった。敵陣右サイド深くでボールを持った松木は、力強くゴールに向かって突き進み、右足インサイドを駆使した鮮やかなボールさばきで相手DFを抜き去ると、ペナルティー内右から左足でゴールネットを揺らした。この得点には「高校生離れしている」など、ネット上では絶賛の嵐だ。

 ゴール後には左腕に巻いた喪章を手に取って天に掲げ、国見(長崎)で6度の選手権制覇を達成し7日に亡くなった小嶺忠敏氏(現・長崎総科大附監督)へ哀悼の意を示した。試合後には「(小嶺氏と)直接関わりはありませんが、高校サッカーを築いてこられた方への得点という意味です」と説明した。

 一方で持ち前の強気なコメントも健在。高川学園は、トリッキーなセットプレーで相手を苦しめてきた。中で待つ数人の選手が手をつないで輪になってぐるぐる回る独特な戦法「トルメンタ(スペイン語で嵐の意)」はSNSで拡散され、世界的な注目も浴びていた。しかし、松木は「独特なCKやFKは警戒していたが、悪く言えば、セットプレーだけ。いかに機会を与えないかだった」と涼しい顔だ。

「自分たちは選手権で何も成し遂げていない」。松木は過去2大会でも決勝に進みながらも、いずれも敗れた。大津(熊本)との決勝は10日に国立競技場で行われる。最後のチャンスで自身初の選手権制覇をつかみ取れるか――。 

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