新日本プロレスのタイチ(41)が24日、新型コロナウイルスに感染していたことを公表した。

 新日本は4日福岡大会後に、参戦9選手がPCR検査で陽性判定を受けたことを発表した。団体の方針により陽性判定を受けた選手の個人名は伏せられてきたが、この日の午前中にオカダ・カズチカ(33)が感染を公表していた。

 オカダ同様に今シリーズを欠場しているタイチはこの日の後楽園大会に、動画配信サイト「新日本プロレスワールド」のゲスト解説として来場。大会終了後に自身も感染していたことを明かした。

 タイチによれば福岡大会から帰京後に体調不良を感じ、39度近い高熱が出た。「福岡でああいう状態だったし、もしかしたら俺もそうかもしれないと思ってて、案の定(陽性だった)」と振り返った。倦怠感や味覚障害はなく、発熱のみの症状だったといい、自宅療養中はPS5に興じていたという。

 現在は体調も回復し、約1週間前から練習を再開している。今シリーズの出場も考えていたというがタッグパートナーのザック・セイバーJr.(33)が「もう少し休んでくれ。万全の状態でもう一度やろう」と配慮してくれたことで、欠場を決めた。

 軽症とはいえ1週間も発熱症状が続いたのは初めての経験で、練習再開直後は激しい目まいも覚えたという。タイチは「ただごとじゃない病気なんだなっていうのは分かったよ。俺は誰よりも真面目な男で通ってるじゃん? 会社のルールに従ってどこにも行かず、まじめにやってたんだよ。だけど結果なるんだよ。他人事とか遠い話だと思ってるかもしれないけど、どんだけ気をつけててもなったわけだから」と、コロナの脅威を伝え視聴者にも注意喚起していた。