【新日本】飯伏勝利で2冠統一へ!菅林会長は「IWGP世界ヘビー級王座」新設を明言

2021年03月01日 05時15分

2冠王者・飯伏の希望通り2本のベルトが統一される…

 IWGPの歴史が変わる! 新日本プロレスのIWGPインターコンチネンタル(IC)選手権(28日、大阪城ホール)は、王者の飯伏幸太(38)が内藤哲也(38)の挑戦を退け3度目の防衛に成功した。IWGPヘビー級とICの2冠統一論争を繰り広げた両雄の結果を受け、菅林直樹会長(56)は2冠王者・飯伏の希望通り2本のベルトを統一する方針を本紙に明かした。両王座の歴史を継承した新ベルト、その名も「IWGP世界ヘビー級王座」が新設される。

 イデオロギー闘争の様相を呈した2人の戦いは、激しい攻防が続いた。飯伏は左脚に集中砲火を浴びたが、デスティーノだけは許さない。コリエンド式を狙った内藤をハイキックで迎撃すると、ジャンピングニーから後頭部へカミゴェを叩き込む。最後はカミゴェ2連発で、粘る挑戦者を振り切った。

 試合後のリング上にはIWGPジュニアヘビー級王座を初戴冠したエル・デスペラードが登場。3月4日の東京・日本武道館大会での挑戦を表明すると、飯伏は「いつも言ってるから。いつでも、どこでも、誰でも。挑戦受けますよ」と受諾した。

 ベルト統一阻止を掲げる内藤を下した意味は大きかった。王者は「IWGPヘビーとICが1つになるっていうことは、内藤さんいわく、どちらともなくなるという考え。それであれば(自分は)2つとも残したい。なくすんであれば1つにしたい。2つ残したまま、1つに統一したいと思います。そこは変わらないです」と改めて意思を表明。難解ではあるものの、両王座の歴史と伝統を守った上での統一というのが現王者の理想だ。

 この結果を受け、1月5日東京ドーム大会後から飯伏が要望する統一案がついに進展を見せた。大会後に本紙の取材に応じた菅林会長は「会社サイドで協議した結果、現王者の意思を尊重して両王座を統一することを決定しました。IWGPヘビー級とICの歴史を継承した『IWGP世界ヘビー級王座』を新たに制定し、ベルトを新調します」と明言した。

 IWGPヘビー級は1987年6月にアントニオ猪木が初代王者に認定されて以降、約34年にわたり新日本の最高峰王座として認知されてきた。一方のICは2011年5月に「IWGPへの登竜門」という位置付けで新設され、歴代王者の激闘で飛躍的に価値が向上。20年1月の東京ドーム大会で、内藤が史上初めて両王座の同時保持に成功してからは2本のベルトをかけた2冠王座戦が開催されてきたが、ついにこの流れに終止符が打たれる。

 王座統一は、早ければ1日にも正式発表される見込み。菅林会長は「初代王者に飯伏選手を認定し『NEW JAPAN CUP』(3月5日、後楽園で開幕)の優勝者と初防衛戦を行うことになると思います」とも明かす。飯伏とデスペラードの武道館決戦は、例年の旗揚げ記念興行通りノンタイトルの「王者対決」として行う意向だという。

 激動の時代に大きな転換期を迎える新日本プロレス。時代の寵児とも呼ぶべき飯伏は、その中心に立ち新たな歴史を刻み続ける。

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