東京スポーツ新聞社制定「2021年度プロレス大賞」選考委員会が13日にオンラインで行われ、女子プロレス大賞は「スターダム」のワールド・オブ・スターダム王者、林下詩美(23)が初受賞した。

 選考委員会ではア・リーグMVPに選出された米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手に並ぶ「満票」にはあと一歩が届かなかったものの、19人中18票を獲得。特別選考委員の蝶野正洋が「ワールド王座を1年以上守り続けている実績に勝るものなし」と評価すれば、小橋建太も「デビュー当初はビッグダディの娘として話題が先行していたが、今となっては完全にイメージが逆転した」と称賛し、プロレス界レジェンドの支持も集めた。

 受賞のあいさつのため東京・江東区の東京スポーツ新聞社を訪れた詩美は「最初は厳しい目で見られた赤いチャンピオンで始まったけど、今は誰もが認める最強の赤い女王だなと思います。ベルトを私色に染めて駆け抜けた1年だったと思う」と風格を漂わせた。

 V3戦とV4戦はワールド王座戦がセミに〝降格〟する屈辱を味わった。それでも「赤いベルトが一番と、チャンピオンの私が思わないとダメ」と自分に言い聞かせて奮起。6月12日大田区大会で延長戦の末に引き分けた朱里とのV5戦は、女子初となる年間最高試合賞にノミネートされた。

 2018年には8月のデビューからわずか4か月で新人賞を獲得しており、早くもプロレス大賞2冠となった。「女子プロ界トップを突っ走り、スターダム、そして林下詩美の存在をお届けしたい」。22年も業界盟主をけん引する。