東京女子プロレスの7日・東京ドームシティ(TDC)ホール大会で「第5代インターナショナルプリンセス王座決定トーナメント」の決勝が行われ、上福ゆき(27)が乃蒼ヒカリ(22)を下して新王者となった。

 前王者サンダー・ロサ(29)の返上で空位となったベルトをめぐるトーナメント。同日行われた準決勝ではヒカリが舞海魅星(20)を、上福が本命と目された中島翔子(29)を退け、ファイナルにコマを進めた。

 試合は上福が長い手足を生かして乃蒼を追い詰めていくが、逆に乃蒼のドロップキックの反撃にあう場面も。フェイマサーを繰り出すも回避されるなど、一進一退の攻防となる。しかし最後は上福がダイビング・フェイマサーを炸裂させ、試合を決めた。

 試合後、上福は「無事(ベルト)を取れました。頑張りました!」と笑顔。どんな王者を目指すかを問われると「ゆきがいる場所がいけてると思われるようにしたい。このベルトはポップでいけてて楽しくてめちゃキラキラしている子の象徴みたいな感じにしたいし、東京女子はプリティーなジャパニーズたちがやっていることを世界に発信したい」とそのビジョンを語った。