大仁田 木村花さん急死に「SNS法案をつくるべき」

2020年05月26日 16時35分

FMW時代の大仁田に花さんの母・響子さん(左)がセコンドに就いた(93年6月)

 女子プロレス「スターダム」に所属する木村花さん(享年22)の急死は、業界の枠を超えて波紋が広がり続けている。花さんがSNSなどで誹謗中傷を受け悩んでいたことについて芸能人や他ジャンルのアスリートたちが意見するなか、“邪道”大仁田厚(62)はこの風潮に疑問を投げかけた。

 花さんの死については米大リーグ・カブスのダルビッシュ有投手(33)やサッカー元日本代表MFの本田圭佑(33=ボタフォゴ)がツイートするなど、その余波はとどまるところを知らない。この現象について大仁田は「みんな、ああだこうだと関係ないのに言い過ぎだ。SNSで誹謗中傷されたという既成事実はあっても、本人に聞かないと真意は分からない。恋愛のもつれかもしれないわけだし。だから、第三者がワーワー言うことじゃない」と指摘する。

 自身はFMW時代に花さんの母で元女子プロレスラーの木村響子さん(43)が練習生として在籍した縁もあることから「FMWは『家族』と言っていた。だから心情的に花さんの父親のような気がするし、家族の一員として、ひと言言いたい」と意見することにした。

 花さんは恋愛リアリティー番組「テラスハウス」(フジテレビ系とネットフリックスで放送、配信)内で、同居男性が試合コスチュームを洗濯、乾燥させ縮ませてしまったことに激怒。この場面が配信されてから花さんのSNSには攻撃的な書き込みが続いた。

 大仁田は「俺もテラスハウスを見た。みんな『悪態をついている』とか言うけど、批判を受けるようなシーンじゃない。だって花さんは演じていたわけじゃん。それにコスチュームは女子プロレスラーの命みたいなもの。その命を安易に扱われたら、誰だって嫌だよ」と語る。

 またこれまで引退と復帰を繰り返し、2018年に7度目の現役復帰を果たした大仁田も、常にその言動が賛否両論を起こしてきた。だが自身の場合は「俺なんか『死ね』と何千回と言われた。なんであんたのために死ななきゃいけないのかと思っていた。さすがに参ることもあったけど、翌日は忘れることができた」と乗り越えてきた。

「今はコロナの影響もあって、SNSがバブル化している。世の中において何事も賛否があるのは仕方ないけど、書いていいことと悪いことがある。芸能人もスポーツ選手も人格は守られるべき。『死ね』という言葉は規制する必要があるし、SNS法案をつくるべき。議員立法を立てて、審議してもらいたい」。元参議院議員らしく、法による早期の取り締まりを求めた。