IQレスラー・桜庭がキレた瞬間

2019年09月29日 11時00分

桜庭は得意技で柴田(右)の右腕を決めた

【プロレスPLAYBACK(2007年9月17日)】IQレスラーこと桜庭和志が16日のノア大阪大会に初参戦。6人タッグ戦でベテラン、小川良成を相手に圧巻の存在感を見せつけ、クリス・リッジウェイをサクラバロックで仕留めた。今後も継続参戦が期待される。

 故郷・秋田県のスポーツ大使も務める桜庭は2日後の18日、秋田県庁で「秋田ねわざ祭2019」(11月30日、12月1日)の開催を発表。初日(秋田市文化会館)はプロデューサーを務めるグラップリング大会「QUINTET」を開催。2日目(秋田県スポーツ科学センター)は、子供や中高生向けの柔術教室や強化セミナーを行うイベントとなる。50歳にして精力的な活躍を続けるが、今から12年前の07年9月17日には格闘技イベント「HERO’S」の横浜大会で、柴田勝頼(現新日本プロレス)を腕十字固めで撃破した。本紙は1面で詳細を報じている。

「強いIQ戦士が帰ってきた。おなじみのテーマ曲、金色に輝くのは伝説のルチャ戦士エル・カネックのマスクだ。闘志むき出しの柴田とは目も合わせず、時折笑みを浮かべるほど、この日の桜庭は余裕があった。試合も圧巻だった。先に柴田がパンチで仕掛ける。桜庭はその瞬間を見逃さずに得意の片足タックルでテークダウン。あっさりとサイドポジションを確保した。だが柴田も下からパンチを繰り出す。明らかに桜庭の顔色が変わっていく。キレた瞬間だった。あとは見るまでもなかった。ひと呼吸置くと鉄槌を振り落とす。容赦はない。すでに勝利を確信した桜庭は柴田の戦意を喪失させると、最後は渾身の力で右腕を伸ばしきった」(抜粋)

 同年6月には、00年5月に歴史的勝利を挙げたホイス・グレイシーに、米ロサンゼルスでリベンジを許しており、柴田戦が再起戦だった。その後、12年8月に柴田とともに新日プロ参戦を表明。14年5月には現WWEの中邑真輔と夢のコンビも実現させた。16年7月を最後に新日マットから撤退するや、17年には世界最大の格闘技団体「UFC」で、日本人として初めてパイオニア部門で殿堂入りを果たした。グレイシー一族から4勝を挙げた功績は永遠に色あせない。昨年4月には「QUINTET」を旗揚げ。IQ戦士は一瞬も停滞することなく、今後も様々なジャンルで進化を続ける。

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