ポーカーファン必見の大会「第2回東スポポーカーフェスティバル」(「第1回ジュニア大会」「第2回レディース大会」「第4回東スポカップ」)が今月13~16日の4日間、ポーカーの聖地として有名な東京・新宿「カジスタ東京」で開催された。3大会とも白熱のバトルが繰り広げられ、決勝戦はユーチューブでも生配信されて全国のファンの注目を集めた。早速、大会の模様をリポート――。

 今年で4回目となる「東スポカップ」を制したのはサボローさん。11時間の激戦を見事勝ち切り、満面の笑顔でインタビューに答えてくれた。
「東スポカップ前の別の大会で3位だったので、今回こそ勝ちたかったです。タイトルを取りたかったのでとにかくうれしいです。この大会は去年も出て負けていたので、リベンジが果たせて、とてもよかったです」と喜びを爆発させた。

 サボローさんのポーカー歴は2年。「始めたきっかけは、東大生のブログなんです。そこにプロポーカープレーヤーの木原直哉さんの話が出てきて、おもしろそうだなって思って始めたんですよ」という。以来、その魅力に取りつかれてしまった。

 トレードマークのサングラスは「表情を読まれないようにするのが一つ。たまに『この人怖い』って思われることがあるのですが、それって勝負のときにプラスになると思うので、大きい大会では着けるようにしています」と計算ずくだ。

 ヘッズアップ(優勝を決める1対1の対決)は、相手kemutakaさんの「J」「J」に対し、サボローさんの持ち札は「A」「K」。「A」をヒットさせて優勝した。

 今回の勝因を聞くと、「個々のプレーヤーの対策を取ったことですかねえ」とキッパリ。長時間戦っているうちに「どういったときにどうするかというのが、ある程度見えてくるんです。分析しました」と冷静に振り返る。

 サボローさんには優勝カップと次回の東スポカップ出場権に加えて、日本ポーカー倶楽部から、JPC推薦派遣登録(70万円相当)、韓国・仁川のパラダイスシティから宿泊券、日本たばこ産業からサンジェルマン商品詰め合わせ、Yogiboからソファ、新東通信からコーヒーメーカーなど豪華副賞が贈られた。

 JPC推薦派遣登録については「まだ海外に行ったことがないので、この機会に海外のトーナメントに参加してみたいと思っています」とのこと。

 なお、ファイナルテーブルからは、ユーチューブで生配信された。カジスタ東京は最新の「RFID」(カード読み取り装置)を完備していて、カードに内蔵されたRFタグによりプレーヤーに配られる2枚の手札が表示される。もちろんプレーヤーたちは、携帯などの機器の持ち込みは禁止されているので、他人の手札をのぞき込むことはできない。

「ここぞ勝負!!」といったプレイヤーの持ち札が、【ブラフ】(持っていないカードを持っていると装うこと)なのか、【ポケット】(「44」「77」などペア)なのか、【ガットショト】(待ちが1種類しかない)なのか、【モンスターハンド】(AA、KKなど強い手札)なのか…などが瞬時にわかる。全国の視聴者はこのRFIDを使った映像に大興奮していた。