江戸時代に世界有数の金鉱山だったのが佐渡でした。でも、採掘できる金の量を採掘コストが上回るようになったため、平成元年(1989年)3月に終了。400年近くに及ぶ金山の歴史に幕を閉じました。その間に産出した金の総産出量はなんと83トンにも及びました。

 これ以外にも、かつて日本には10以上の金山があり、金の総産出量は600トンに達するそうです。これでも人類が掘り出した金の総量の0・6%にしかなりません。

 有史以来、掘り出された金の総量については、一般的にいわれているのが約10万トン。これは長さ50メートル×幅25メートル×深さ1・8メートルのオリンピックプールおよそ2杯分です。

 どんどん掘り出したら枯渇するのではないかと心配になりますが、最新の調査で判明している埋蔵量は10万トン。つまり、今までに採掘した量とほぼ同量が採掘されずに残っています。埋蔵量が最も多いとされるのは南アフリカで約3万1000トン、それ以外にも米国、ロシア、オーストラリア、カナダ、インドネシアなどに大量の金鉱脈が残されているといいます。

 では、それを掘り尽くしてしまったらどうなるか。最近注目されるようになったのが都市鉱山です。大量に廃棄されている家電製品や電子機器の中に存在する貴重なレアメタルを鉱山に見立てたもので、再利用すれば金も大量に入手できます。

 特に日本の都市鉱山の埋蔵量は多く、金だけでも6800トンに達するとか。つまり、今まで国内の金鉱山から産出してきた金の10倍以上の金がゴミの中に埋もれているそうで、レアメタルの回収技術が進めば、「黄金の国ジパング」が21世紀に復活するかもしれません。