〝横浜のベトナム〟ではしご肉!!

2020年10月26日 16時00分

左上から時計回りにバインミーヴィエのバインミー、タンハーのベトナムカレー、サイゴンのスペアリブ

【田辺晋太郎の肉アカデミー】Nice to MEAT you! 前々回の“神奈川のペルー”に続き、異国情緒や外国の名物料理を味わえる場所をご紹介。今回は同じ神奈川から“横浜のベトナム”です。

 横浜市と大和市にまたがる県営「いちょう団地」の近くに、ビックリするほど安くておいしいベトナム料理店が集まっています。なぜこの場所なのか? 1980年前後、ベトナムからボートに乗った難民が日本に来たことを覚えている方もいるでしょう。彼らの一部はいちょう団地に定住しました。周囲に母国の料理を食べさせる店ができるのは、自然な流れです。少し前から、そのうまさに気付いた日本人が集まり始めました。私も先日、食いしん坊な友人とハシゴしてきました。

 1軒目は「バインミーヴィエ」。日本でお店が増えてきたベトナム風サンドイッチ、バインミーが名物です。こちらのお店は隣の食材店「金福」が経営していて、バインミーに使われる焼き豚は金福から持ってきます。この焼き豚、外はバリバリでかむほどに味と香りがあふれてきて、めちゃくちゃうまい! 聞けば調味液に1日漬け、3時間かけて炭火で焼いているそうです。バインミー(500円)を食べた後、当然、隣に寄って焼き豚を買いました。400グラムで1000円。え! そんな安くていいの!? こちらはバインコット(ベトナム風タコ焼き)も絶品です。

 次はすぐ近くの「サイゴン」へ。オススメは「スペアリブ焼き」(850円)。予想外においしかったので驚きました。しっかり下味がついた肉は、少し甘くてジューシー。かめば口の中に肉汁と旨味が広がります。ゴーヤーに肉を詰めた「にが瓜のシチュー」もリピ確定モノです。

 3軒目は少し離れた「タンハー」です。外観はプレハブ小屋風。中に入ると商品棚に囲まれて机が並んでいます。いいですね~、この感じ。異国情緒感じまくりマクリスティです。

 オススメはなんといっても「ベトナムカレー」。付け合わせにパンを選べば900円。ライスなら850円。ライスもいいですが、こちらのパンは予想のかなり上をいくうまさなので、パンを選びます。ベトナムはフランス領だったから、庶民的なお店でもおいしいパンが出てくるんです。カレーはスパイスの風味が豊か、かつココナツとチキンのコクが効いていて、こりゃヤバイうまさです。

 以上、駆け足でお伝えしました。書ききれませんでしたが、各店それぞれ5品前後注文して、3店分を割り勘したらひとり2500円でした。安い!

 ☆たなべ・しんたろう 1978年生まれ。東京都出身。2001年に「Changin’ My Life」でデビュー。03年に解散後は作曲家としてAKB48在籍時の渡辺麻友などに楽曲を提供。監修した「焼肉の教科書」シリーズは累計35万部を突破。最新著作「焼肉のすべて」が発売中。両親は歌手の田辺靖雄と九重佑三子。

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